真夜中のなか[平成版]第三回
のもっちゃんの「私はプロ野球が好きだ」
前説(デビッド狂)   本編→   解説→
 今回はついに野本さん本来の姿で登場してもらいました(?・笑)。と、その前に。野本さんが私に「何かコメント付けてくれたら面白いんじゃないか」と言って下さいましたので、解説というほどでもないものを書かせていただきました。

 野本さんと初めてお会いした時のことです。会う直前までお互い全く同じ心配をしていました。
  私は「野本さんが南海、南海で、懐古主義的な人だったらどうしよう…。」、
  野本さんは「デビットさんがただの南海オタクだったらどうしよう…。」と(笑)。
そしてお互い同じように「まず自分が何より、野球ありきであることをしっかり言っておかなくては」と心を用意していたのです。 しかし、お互いがそうであることの確認には少しの時間もかかりませんでした。 そうなると、もう話はただひたすら野球へ。「なぜ野球がこんなにオモロイのか解らん!」という快感の笑いです。

 野本さんや古くからの南海ファンのおっちゃんらの話を聞いていくうち、その瞬間が来ました。SPINAの喜び具合を見てドキッとしたんです。「こいつ、オレが南海ファンやったころの反応してる…!」。南海が身売りしてから初めてその存在を知ったというほどホークス観察歴の浅いSPINAが、こんなところで突然、野球話だけでのめり込みまくるとは思いませんでした。 存在さえ知らなかった球団のファンにはなりようがないのですから、そこには南海に対する贔屓やアンチなどの感覚も存在しようがないわけで、 これらの逸話だけでもSPINAを虜にする力があったということは…。 今の野球がいかに面白くなくなってしまったか、改めて確認できたというところでしょうか。

 極端な言い方をすれば、本当の野球を楽しむのに「チーム」というのはただの演出上の枠組みでしかないし、時代も関係ないということです。 SPINAは球団も時代も越え、2000年5月6日という日に今までで一番魅力的な野球に会い、感激に爆笑(?)していたのでした。 「デビが南海ファン…というより野球ファンだったワケがよく解った。」とSPINA。 野本さんに会う前まで「南海のこと知らない私がいたら、邪魔にならない?」と行くのを遠慮していたほどだったんですが…(笑)。 そして私も、それまであった「南海に応援を求めていたのかかもしれない」という後ろめたさがは消え、「否、やはり野球を求めていたんだ」と自信を回復したものです。

 ところで皆さん、野本さんのCDをお聴きになられましたでしょうか(全国の有名CD店で注文できるようになりました)。 かつての「南海ファンやもん」とメッセージが明らかに違いますよね? 今回のCDで野本さんは「野球少年になりたかった頃」、すなわち野球という本題に迫っておられます。 そうそう、その通りです。お解りいただけましたか? 「野球が好きだ」、です。 極端に言えば、今回における南海はそのメッセージを伝えるための手段に過ぎないとさえ言えるんじゃないでしょうか? 南海を懐かしむためだけにこのCDが作られたと思われている方、おられませんか(笑)? その意味では鷹爪CDの「VISION ON NANKAI」と同じかも知れません。 あの曲も南海ファンのために作られたわけではないこと…解っていただけると思います。

 さて、今日の一本。最近の一部暴徒化した南海ファン、あるいはそれを見逃す南海ファン、もっと迫ればノスタルジーに浸るためだけに大坂ドームのレフトスタンドに来ているファンにも、読んで欲しいです。 「野球が好きなんだ」と、…おわ!今日の題名そのまんまだ(笑)。このかぶり方、最高に嬉しいですよね。

では、じっくりとご覧下さい。浸みてきます。

 のもっちゃんの「私はプロ野球が好きだ」本編

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2000 ぼくた兄弟社